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福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件 [2024/11/05 20:28] moepapa |
福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件 [2025/01/06 17:27] (現在) moepapa |
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です。 | です。 | ||
- | 近年熊との遭遇も多いことから、ヒグマへの対処法も広まり、熊対策、熊除けグッズも多く販売され(効果のほどはともかく)、出会い頭で負傷する人はまだ多いものの、複数人が死亡するまでの事件はかなり減ってきています。 | ||
- | そんな中、不幸にして、九州から来た登山者だったため、ヒグマの特徴や対処法をあまり知らなかったためか、大きな被害へと繋がってしまいました。 | + | 近年では、熊との遭遇も多いことから、ヒグマへの対処法も広まり、熊対策、熊除けグッズも多く販売され(効果のほどはともかく)、出会い頭で負傷する人はまだまだ多いものの、複数人が死亡するまでの熊害事件はかなり減ってきています。 |
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+ | そんな中、不幸にして、九州から来た登山者だったため、北海道特有の猛獣である、ヒグマの特徴や対処法をあまり知らなかったためか、大きな被害へと繋がってしまった本事件になります。 | ||
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若い雌のヒグマが登山中の福岡大学ワンダーフォーゲル同好会(のちにワンダーフォーゲル部へ昇格)会員を襲撃し、3名の死者を出した。福岡大学ワンダーフォーゲル同好会ヒグマ襲撃事件、福岡大学ワンゲル部員日高山系遭難事件とも呼ばれる。 | 若い雌のヒグマが登山中の福岡大学ワンダーフォーゲル同好会(のちにワンダーフォーゲル部へ昇格)会員を襲撃し、3名の死者を出した。福岡大学ワンダーフォーゲル同好会ヒグマ襲撃事件、福岡大学ワンゲル部員日高山系遭難事件とも呼ばれる。 | ||
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===== 事件の経緯 ===== | ===== 事件の経緯 ===== | ||
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26日の早朝、ふたたびヒグマが現れテントを倒した。Aの指示でBとEが救助を呼ぶため下山を始めた。その途中で北海学園大学のグループや鳥取大学のグループに会ったので救助要請の伝言をし、BとEは他の3人を助けるため山中へ戻った。 | 26日の早朝、ふたたびヒグマが現れテントを倒した。Aの指示でBとEが救助を呼ぶため下山を始めた。その途中で北海学園大学のグループや鳥取大学のグループに会ったので救助要請の伝言をし、BとEは他の3人を助けるため山中へ戻った。 | ||
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BとEは昼ごろに合流し、5人でテントを修繕した。16時ごろ、寝ようとしていた彼らのもとにヒグマが現れ居座った。彼らは鳥取大学のテントへ避難するため、九ノ沢カールを出発し歩き続けた。しかし、鳥取大学や北海学園大学のグループはヒグマ出没の一報を受け、すでに避難したあとだったため、仕方なく彼らは夜道を歩き続けた。 | BとEは昼ごろに合流し、5人でテントを修繕した。16時ごろ、寝ようとしていた彼らのもとにヒグマが現れ居座った。彼らは鳥取大学のテントへ避難するため、九ノ沢カールを出発し歩き続けた。しかし、鳥取大学や北海学園大学のグループはヒグマ出没の一報を受け、すでに避難したあとだったため、仕方なく彼らは夜道を歩き続けた。 |