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福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件 [2020/06/09 20:06] moepapa |
福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件 [2025/01/06 17:27] (現在) moepapa |
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- | 日本人が大好きなお風呂の極み、温泉の代表的なものです。 | + | |
- | ---- | + | 近現代における熊害事件としては珍しい、かなりの被害を出してしまった事件 |
- | ===== 熱海温泉(静岡県熱海市) ===== | + | |
- | 熱海温泉(あたみおんせん)は、静岡県熱海市にある温泉である。日本の三大温泉の一つとも言われる。 | + | |
- | {{: | + | **福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件** |
- | 海岸沿いは塩化物泉の源泉が多く、山沿いは硫酸塩泉の源泉が多い。古くは大半の源泉が硫酸塩泉であった。ボーリングによる源泉開発を多数行った結果、海沿いの源泉は地下の線脈に海水の混入量が増えたため、泉質が変わった。 | + | です。 |
- | 伊豆半島北東端、熱海駅の北東から南東にかけて、相模灘に面する海沿いに旅館やホテルが立ち並ぶ。眺望を求めて山腹に立地する施設もある。昔からの温泉街は山のすそ野にある駅近辺から海岸沿いまで広がる。熱海駅併設のラスカ熱海や駅近くの商店街、起雲閣のような観光施設、海浜の海水浴場や、さらに南側にある錦ヶ浦や熱海城、沖合に浮かぶ初島まで含めた観光地となっている。 | + | 近年では、熊との遭遇も多いことから、ヒグマへの対処法も広まり、熊対策、熊除けグッズも多く販売され(効果のほどはともかく)、出会い頭で負傷する人はまだまだ多いものの、複数人が死亡するまでの熊害事件はかなり減ってきています。 |
- | 熱海駅は伊東線の始発駅で、伊豆観光の東の玄関口的な立地ともなっている。 | + | そんな中、不幸にして、九州から来た登山者だったため、北海道特有の猛獣である、ヒグマの特徴や対処法をあまり知らなかったためか、大きな被害へと繋がってしまった本事件になります。 |
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- | < | + | 福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件(ふくおかだいがくワンダーフォーゲルぶヒグマじけん)は1970年(昭和45年)7月に北海道静内郡静内町(現・日高郡新ひだか町静内高見)の日高山脈カムイエクウチカウシ山で発生した獣害事件。 |
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- | <!-- 貧乏グルメの燃えPaPa節約レシピ_main --> | + | 若い雌のヒグマが登山中の福岡大学ワンダーフォーゲル同好会(のちにワンダーフォーゲル部へ昇格)会員を襲撃し、3名の死者を出した。福岡大学ワンダーフォーゲル同好会ヒグマ襲撃事件、福岡大学ワンゲル部員日高山系遭難事件とも呼ばれる。 |
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- | ===== 南紀白浜温泉(和歌山県白浜町) ===== | ||
- | 南紀白浜温泉(なんきしらはまおんせん)、もしくは白浜温泉(しらはまおんせん)は和歌山県西牟婁郡白浜町にある温泉である。かつては熱海温泉、別府温泉と並んで「日本三大温泉」と言われていた。温泉として非常に歴史が古く、日本三古湯のひとつに数えられ、古い文献では牟婁の湯と呼ばれていた。広義での白浜は温泉郷であり、さらに湯崎、大浦、古賀浦、綱不知、白浜、更に近年は東白浜、新白浜を加え7ヶ所の温泉地に細分できる。白良浜を中心に海岸沿いに温泉施設、宿泊施設が広がっており、周辺には多くの観光地もあるリゾートとなっている。 紀勢自動車道の南紀白浜インターチェンジ、や南紀白浜空港もあり遠方からの交通の便もよい。 | ||
- | {{: | + | ===== 事件の経緯 ===== |
- | 白浜温泉は日本列島を覆うどの火山帯にも属しておらず、火山が周辺にないのに温泉が湧き出ていることが、不思議とされてきた温泉でもある。ところが近年の調査で、白浜、有馬などの一帯の高温を噴き出す温泉は火山性の温泉ではなく、フィリピン海から潜り込んだプレートから滲出した高温の地下水が滞留しているものであることが、核燃料サイクル開発機構(現:日本原子力研究開発機構)より研究報告された。 | + | 福岡大学ワンダーフォーゲル同好会所属の学生A(リーダー、20歳)、B(サブリーダー、22歳)、C(19歳)、D(19歳)、E(18歳)の5人は1970年7月12日9時に列車で博多駅を出発し、14日に新得駅へ到着した。14時半に芽室岳へ入山。そのまま芽室岳からペテガリ岳へ日高山脈を縦走する計画だった。 |
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+ | 25日、中間地点であるカムイエクウチカウシ山 (標高1, | ||
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+ | 26日の早朝、ふたたびヒグマが現れテントを倒した。Aの指示でBとEが救助を呼ぶため下山を始めた。その途中で北海学園大学のグループや鳥取大学のグループに会ったので救助要請の伝言をし、BとEは他の3人を助けるため山中へ戻った。 | ||
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+ | BとEは昼ごろに合流し、5人でテントを修繕した。16時ごろ、寝ようとしていた彼らのもとにヒグマが現れ居座った。彼らは鳥取大学のテントへ避難するため、九ノ沢カールを出発し歩き続けた。しかし、鳥取大学や北海学園大学のグループはヒグマ出没の一報を受け、すでに避難したあとだったため、仕方なく彼らは夜道を歩き続けた。 | ||
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+ | 不幸にもヒグマは彼らを追いかけ、追いついた。ヒグマはまずEを襲い絶命させた。Cは他のメンバーとはぐれてしまった。彼らは一目散に逃げ、その夜はガレ場で夜を過ごした。27日早朝、深い霧が出ていたため視界は悪かった。下山する途中でヒグマはまた現れた。Aがターゲットとなりそのまま襲われて死亡した。BとDは無事下山し、逃げ延びた2人は五の沢砂防ダムの工事現場に駆け込んで車を借り、18時に中札内駐在所へ到着した。 | ||
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- | ---- | + | 仲間とはぐれたCは鳥取大学グループが残したテントに駆け込み一夜を明かしたが、27日の8時ごろにヒグマに襲われ死亡した。Cは死ぬ直前まで様子や心境をメモに書いていた。28日、十勝山岳連盟の青山義信を現場隊長とし、帯広警察署署員や十勝山岳連盟、猟友会などからなる救助隊が編成された。さらに帯広警察署は、カムイエクウチカウシ山などの日高山脈中部の入山を禁止した。翌29日、早朝から捜索していた救助隊は14時45分ごろに八の沢カールの北側ガレ場下で2人の遺体を発見した。遺体は九州から捜索に加わっていた福岡大学ワンダーフォーゲル同好会会員によってAとEであることが確認された。 |
- | ===== 別府温泉(大分県別府市) ===== | + | |
- | 別府温泉(べっぷおんせん)は、大分県別府市(旧国豊後国速見郡)の市内各地に数百ある温泉の総称。別府八湯(べっぷはっとう)、別府温泉郷(べっぷおんせんきょう)とも呼ばれる。温泉都市として知られる別府は、源泉数、湧出量ともに日本一。 | + | 29日16時半ごろ、ヒグマは八の沢カール周辺でハンター10人の一斉射撃により射殺された。亜成獣(3歳)の雌であまり大きくはなかった。30日にはCの遺体も発見された。雨天で足元が悪いことから遺体を下におろすことができず、31日17時に八の沢カールで3人の遺体は火葬にされた。八の沢カールには追悼のプレートがかけられ、そのプレートには「高山に眠れる御霊安かれと挽歌も悲し八の沢」と追悼の句が記されている。3人を殺害したヒグマは解剖されたが、体内からヒトや持ち物などは確認されなかった。このヒグマは剥製にされ、中札内村の日高山脈山岳センターに展示されている。 |
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+ | ===== 教訓 ===== | ||
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+ | 野生動物研究家の木村盛武は次の指摘をしている。 | ||
- | 別府温泉はまた、広義の別府温泉(別府八湯)を構成する温泉のうちの別府市中心部にある温泉街の名称でもある。 | + | **ヒグマがあさった荷物を取り返してはいけない。** |
+ | 彼らは最初にヒグマに遭遇した際、ヒグマにあさられた荷物を取り返したためヒグマから敵と看做された。ヒグマは非常に執着心が強い動物であるため、一度ヒグマの所有物になったものを取り返すのは無謀な行為である。 | ||
- | {{: | + | **ヒグマに遭遇したらすぐに下山しなければいけない。** |
+ | 彼らはヒグマに遭遇したものの、身の危険をすぐには感じず下山しなかった。Aの母は北海道放送のインタビューで「カムイエクウチカウシ山はAが日頃から行きたがっていた山だったので、どうしても登頂したかったのかもしれない」と述べている。 | ||
- | 泉都とも呼ばれる別府市には、鶴見岳(標高1, | + | **ヒグマに背を向けて逃げてはいけない。** |
+ | ヒグマは背を向けて逃げるものをイヌのように追いかける習性がある。たとえ敵ではないと認識していても、背を向けて逃げると本能的に追いかけるため非常に危険である。 | ||
- | 別府市内には、おのおの泉質や雰囲気を異にした温泉が数百あるが、それらは歴史の異なる8箇所の温泉郷を中心に分布しており、これらを総称して別府八湯と呼んでいる。 | + | **事前にヒグマに出会ったときの対処法をチェックしておかなければならない。** |
+ | 彼らはヒグマにあまり詳しくなかったので間違った対処をした。 | ||
- | 別府八湯では、毎年4月のはじめに別府八湯の豊かな温泉の恵みに感謝して別府八湯温泉まつりが開催されている。また、2001年(平成13年)から開催されている別府八湯温泉泊覧会(オンパク)や、別府八湯の選び抜かれた温泉施設から88湯に入浴し、温泉道名人の認定を目指す別府八湯温泉道という体験型イベントがある。 | + | **ヒグマは時間や天候に関係なく行動する。** |
+ | 彼らを襲った時間は朝から夜まで規則的ではなく、濃霧でも行動した。 | ||
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